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メルセデス・ベンツW124  E280「バックしないと言う事でで入庫されました。」診断した結果、ATミッション本体が原因でした。
このATミッションはリバースクラッチが弱いです。

早速、ATミッションを下ろします。

ATミッションを分解し原因を突き止めます。やはりリバースクラッチの摩耗が原因がでした。この、リバースクラッチの破片がバルブボディ、ミッション本体に悪さをしますので弊社ではオーバーホールしています。

全てのパーツを超音波洗浄、メチレンクロライドにドブ漬けし乾燥させていきます。

バルブボディも同様に超音波洗浄、メチレンクロライドにドブ漬けし乾燥させていきます。
こちのバルブボディには対策部品を組み込みます。

クラッチクリアランス測定、ピストンの動作をチェックし、対策部品を組み込み、組み上げていきます。

今回のオーバーホールで変えた部品になります。オーバーホールでは、この様に消耗部品、対策部品を変えていきます。


完成したATミッションです。トルココンバータも洗浄してあります。
車両に搭載し、専用テスターで動きを見ながらロードテストを実施します。
全ての作業完了後、お客様にお引き渡しをしました。